2010年2月 9日 (火)

”おいない”の京都最新情報

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】   

山科・小山「二九」

★山科区・小山に伝わる早春の伝統行事「二ノ講」(ニノコウ「二九」)が、二月九日に行われる。
鎌倉時代、一三一三(正和二)年、牛尾観音の参拝者や村人を苦しめていた大蛇を一人の武士が退治した言い伝えに由来する。
その後、武士に倒された大蛇のたたりを恐れた住民が、音羽川の岸の松に流れ着いた大蛇の死骸をあつく葬ったのが始まりと言われています。
音羽川の堤に稲わらの大蛇を祭ったのが始まりと伝えられる
それ以来毎年、退治された二月九日にわらで大蛇に見立てて作り替える。
直径十㌢ほどの稲わらの束をねじり、全長十二㍍、太さ〇.三㍍の大蛇に仕上げ、長さ八㍍の竹の棒に巻き付け、うろこ見立てたシキミやマツ、御幣を取り付けて完成させる。
杉と松の老木に掲げて豊作と厄よけ、一年の平穏を祈願する。
一九九三年に京都市無形民俗文化財に登録されている。


山科・小山:「二ノ講」06’

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2010年2月 8日 (月)

”おいない”の京都最新情報

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】   

虚空蔵法輪寺:「針供養法要」09-506

★十三まいりの“虚空蔵さん”で名高い嵐山の法輪寺は、裁縫・手芸・芸能上達の守護神として信仰され、二月八日、全国から集まった折れたり、使い古した針を供養する「針供養」が行われる。
縦三十㌢、横五十㌢のこんにゃくを祭壇に供え、参拝者は飾り糸のついた長さ三十㌢の祭事用の針を次々と刺し、針への感謝と技術向上、家庭円満を祈願した。
同寺の針供養は、平安時代に清和天皇が針を納めるお堂を建てたのが始まりと伝わり、毎年、二月と仕事納めの歳末(十二月八日)にも営まれている。
本堂の前に設けられた供養箱には、折れたり使わなくなった針が寄せられた。
法要では、雅楽に合わせて奈良時代の衣装を再現したいでたちの女性四人が舞を奉納した。


上徳寺:「世継地蔵尊大祭」09’

★「京のよつぎさん」として知られる下京区の上徳寺で二月八日、子宝や安産を望む恒例の「世継地蔵尊大祭」が営まれる。
同寺に安置されている世継地蔵に参ると「一億日分の功徳が授かる」と伝わる。
午前中は地蔵堂で住職らが子孫繁栄や長寿など数の限定された十種の福のお札を祈祷。
午後から山伏姿の信者や僧侶による柴灯(サイトウ)護摩供があり、「子宝に恵まれますように」など思い思いの願いが記された護摩木を焚き上げた。
上徳寺の寺伝によると、江戸時代の初めに世継ぎを授かるよう日参した人が七日目の夜、お地蔵さんの夢を見た。お告げのままに地蔵菩薩像をつくり、お寺に安置したところ、懐妊したという。
その像が境内にある地蔵菩薩立像といわれ、子無き人に世継ぎを授けられる霊験あらたかな地蔵菩薩として古くから信仰され、各地からの参詣者も多く訪れます。
酒粕汁の無料接待もあります。


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2010年2月 6日 (土)

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【京 の 季 節 の 花 だ よ り】

北野天満宮梅苑:「早咲きの紅梅」10’

★上京区・北野天満宮で二月五日、梅苑の公開が始まった。
寒風の中で紅梅が凛(りん)と咲き、参拝の人たちがじっくりと愛でていた。
祭神の菅原道真は梅を愛し、「東風(こち)吹かばにおいおこせよ梅の花 主なしとて 春を忘るな」の名歌を詠んだ。
その道真をしのんで境内には五十種、約一五〇〇本の梅が植わり、半数が梅苑にある。
すでに早咲きの紅梅が二㌢ほどの花をつけている。ここ数日の冷え込みで多くはつぼみを固くしたままだが、寒さが少し緩めば一気に膨らみ、開花しそう。
見ごろは二月下旬から三月下旬になるという。梅苑の公開は三月下旬まで。


【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】


醍醐寺・「五大力さん」巨大御鏡餅入魂式

★伏見区・醍醐寺の恒例行事「五大力さん」(二月二十三日日)で使われるのと同じサイズの巨大鏡もちが六日、JR京都駅前広場とホテルグランヴィア京都にお目見えし、山伏姿の僧侶がほら貝を吹き鳴らして入魂式を行った。
五大力さんで催される「五大力餅上げ力奉納」では、力自慢の男女が鏡もちを持ち上げていられる時間を競う。同駅前での鏡もち展示は、PRとして二〇〇五年から毎年、醍醐寺が行っている。
展示された紅白の鏡もちは、本番で男性が持ち上げるのと同じ百五十㌔。
今冬始めての初雪が舞う中、僧侶約十人が読経し、鏡もちに入魂した。
旅行客らも興味深そうに立ち止まり、カメラを向けていた。展示は二十三日まで。


うっすらと雪化粧の清水寺 10’

★今日の京都地方は冬型の強い寒気が上空に入り込み、五日夜から六日午前にかけて全域で雪が降った。京都市内も今冬初めての積雪を観測し、清水寺では「清水の舞台」、金閣寺では鏡湖池から望む金閣の雪景色に参拝客らが見とれた。
京都地方気象台によると、京都市内も六日の日中は断続的に雪が降り、二㌢程度積もる見込み。


雪化粧の金閣寺
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2010年2月 4日 (木)

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

《京の豆まき二題》
節分・宇治市龍神総宮社:「恒例 豆まき」

★宇治市五ケ庄の龍神総宮社で三日、日本相撲協会の理事に当選したばかりの貴乃花親方も参加した節分祭の豆まきが行われた。
貴乃花親方の豆まき参加は恒例行事で、歌手の中条きよしさんたちと舞台に顔を見せた親方は、晴れ晴れとした笑顔で参拝者の拍手に応えた。
豆の入ったおひねりを直接、近くの人に手渡したほか、勢いよく人波に向かって投げた。おひねりには海外旅行なども当たる福引券も包まれており、境内には約二千人が詰め掛けた。


節分・北野天満宮:「豆まき」10’

★上京区の北野天満宮で三日、節分に鬼を追い払う「追儺(ついな)式」が営まれた。朝から小雪が舞う寒さの中、里見浩太朗さんをはじめテレビ時代劇「水戸黄門」の出演者がにぎやかに豆まきをした。
神楽殿では、茂山千五郎社中が「北野追儺狂言」を奉納し、上七軒歌舞会の芸舞妓が梅や春にちなんだ演目の舞を披露した。
続いて、水戸黄門の一行が番組と同じ衣装で登場した。主演(水戸光圀役)の里見さんのほか、「助さん」役の原田龍二さん、「格さん」役の合田雅吏さん、「疾風のお娟(えん)」役の由美かおるさんがそろい、芸舞妓と一緒に笑顔で豆の入った袋をまいた。
人気スターをひと目見ようと集まった人たちは、競い合って手を伸ばしていた。


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2010年2月 3日 (水)

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

節分イラスト・弐

立春の前日の二月三日を中心に(二日~四日)、古来、鬼は見えない気「邪気」を表し、心中の災いと疫病をあらわす鬼を追い払う「節分祭」、招福を願うさまざまな行事が各社寺で行われる。
この頃京都は一年中で最も寒い時季だが、暦の上では冬と春の境になる。


代表的な節分祭を紹介。



★平安時代の歌人、小野篁が開いたとされる上京区・千本ゑんま堂(引接寺)で二月三日、強運節分会・こんにゃく炊きの行事が行われ、四日の立春から始まる新しい一年を無病息災で過ごせるようにと、訪れる参拝者に裏表のない食べ物としてえんま法王が好むこんにゃくをふるまう習慣が古くからあり、えんま法王の恵みをより身近に感じてもらおうと、えんま様の舌の形に丸く切ったこんにゃく炊きを販売している。
一年間の強運を願ってだるまを供養する行事もあり、参拝に訪れた人たちが名前を書いては本堂で祈りをささげていた。 
夜からは「ゑんま堂大念仏狂言」が行われる。


千本えんま堂:「大念仏狂言」

★上京区の大報恩寺(千本釈迦堂)で二月三日、伝統の「おかめ福節分会」が営まれる。
おかめ福節分会は、江戸時代末期から一九五五(昭和三十)年ごろにかけて一時途絶えていたものの、本堂が建立された約七百七十年前から同寺に伝わる除災招福の伝統行事。本堂を舞台にして、伝統のおかめや赤鬼、青鬼が登場する狂言「鬼追いの儀」が披露される。
狂言は、三人の年男が豆を投げつけても退散しない四匹の鬼のもとに、おかめが登場し、笑みを見せると鬼がとたんに改心するという筋書。


節分・千本釈迦堂:鬼追いの儀

★上京区・廬山寺(紫式部の邸宅跡)で二月三日、「鬼おどり」の通称で知られる追儺式鬼法楽が営まれる。
境内で、ほら貝と太鼓の音に合わせて三匹の鬼がおどろおどろしい動作を披露したあと、餅まきが行われる。
「鬼おどり」は約千五十年前、寺を開いた元三大師良源が、宮中での三百日間の護摩を邪魔しようとした悪い鬼を法具で降伏させたという故事にちなむ行事。
人間の苦しみの根元とされる三つの毒「どん欲」、「怒り」、「愚痴」を表す赤、青、黒色の鬼が舞台に登場。
太鼓とほら貝が鳴り響く中、三体の鬼たちは松明やおのを振りかざし、観客をにらめ付けながら護摩共が営まれる大師堂に侵入したが、僧侶の護摩供や追儺師の弓によって、苦しみ悶えてよろけながら逃げ去った。福娘らが豆や餅をまいて福を招いた。


節分・蘆山寺:「鬼おどり」08

★天龍寺七福神めぐり


節分の日、嵯峨・天龍寺では、総門前で福笹を受け、境内の塔頭七カ寺のお札を受けて廻ります。三秀院から始まり、弘源寺、慈済院、松厳寺、永明院、寿寧院、妙智院と続きます。山内では甘酒の無料接待もあります


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2010年2月 2日 (火)

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

一般に節分とは、もともと季節の移り変わる時節を指し、つまり立春、立夏、立秋、立冬の前日すべてが節分のはずだが、立春が旧暦で一年の始まりとされ、その前日の節分を大晦日として、年を分ける重要な意味があった。伝統が息づく京都は、各社寺ごと追儺式(鬼やらい)が催され、多様な行事内容で登場する鬼も個性豊かで面白い。節分イラスト・壱.JPG

各家庭では威勢良く「福は内、鬼は外」と豆をまき、邪気を祓い無病息災を願う。
鬼やらいに豆が用いられたのは「魔滅」(まめ)に通ずることからだと伝えられ、年の数より一粒多く豆を食べるのは、来る年の福を願う心を託したものである。

さまざまな巡礼の風習が残る京都、冬のしめくくり・節分の日に一年の無事と幸福を願って都の四隅に当たる四つの社寺(伏見稲荷大社・壬生寺・北野天満宮・吉田神社)をめぐる「四方参り」に出掛ける習慣がある。

節分イラスト・参.GIF
   
★壬生寺は京都の裏鬼門、開運厄除けの寺として古くから信仰を集めて来た、また狂言の草分けとも言える「壬生狂言」が「節分会」で披露される。
壬生寺の大念仏堂で[ガンデンデン]の囃しに合わせて演じられる軽妙な無言劇。
壬生狂言は、鎌倉時代に壬生寺を興隆させた円覚が、民衆に仏の教えを身振りで伝えたのが始まりとされている。
国の重要無形民俗文化財の指定を受けて、三十曲を受け継いで毎年春の「大念仏会」で厄よけ鬼はらい狂言「節分」(変装した鬼が女主人に酔いつぶされて正体がばれ、豆で追い払われる筋書き)が上演される。
二月二日~三日(二日間) 午後一時から一時間おきに八回上演。
境内や参道の露店で素焼きの炮烙を買い、「無病息災」などの願い事を書き込んで寺に奉納し、一年の無事を祈る。納められた炮烙は四月の壬生狂言「炮烙割り」で割られる。

節分・壬生狂言:「節分」.jpg
 
★左京区・吉田神社は都の鬼門。都に入ろうとする鬼を退散させる鎮守社で、古式ゆかしい節分儀式で有名です。二日の夜、災いを象徴する鬼を追い払う神事、節分伝統行事「追儺式」が営まれる。
追儺式は「鬼やらい」とも呼ばれ、平安時代初期に始まったとされる宮中儀式。
冬と春を分ける節分の前夜に、陰と陽が対立して生まれた怒りや苦悩、悲しみを表す悪鬼を正義の使者、黄金の目をした役人の「方相氏」が三匹の鬼を追い払う。
境内の舞殿に登場した赤色、青色、黄色の三体の鬼は、周囲の参拝客に向かって、雄たけびを上げて金棒を振り回すと、四つ目の面を着けた方相 氏は、たいまつを掲げた童子を従えて鬼と対峙し、矛と盾で追い詰め、最後は上卿が魔力を封じるといわれる桃の木で作った弓でヨシの矢を放って鬼を山へと退散させた。
三日は午後十一時からの火炉祭で直径五メートルの大火炉で古札を焼く神事が行われ、参道には露店が建ち並び、深夜まで吉田山一帯は賑わう。

節分・吉田神社:「鬼やらい」914.jpg

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2010年2月 1日 (月)

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】  

伏見稲荷大社:「初午大祭」’08 

伏見区・伏見稲荷大社で二月初午の日(今年は一日)に「初午大祭」が営まれる。
七一一(和銅四)年二月の初午の日に、祭神・稲荷大神が稲荷山に降臨し、初めて鎮座したという故事に由来する。
この日にお山の杉の枝を持ち帰ると幸せになると伝えられている。
本殿や社の柱には、杉とシイの葉を組み合わせた「青山飾り」が取り付けられ、境内は家内安全、商売繁盛を願う人々で、祈祷の順番を待つ長い列が夕方まで続き、縁起物である繁栄・招福を祈る御神木「しるしの杉」や「福かさね」を買う参拝客で賑わった。


伏見稲荷大社御神木:「しるしの杉」

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2010年1月30日 (土)

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

永観堂:修復された「阿弥陀堂」

左京区・永観堂(禅林寺)で、阿弥陀堂内部の彩色を復元する作業が完了した。
極彩色の竜や飛天が柱やはりに描かれ、約四〇〇年前の創建時の姿がよみがえった。
永観堂は浄土宗西山禅林寺派の総本山。二〇一一年の宗祖法然八〇〇回遠忌に向けた境内整備の一環で、〇六年度から調査と復元を進められていた。
本尊「みかえり阿弥陀如来像」を安置する阿弥陀堂は、一六〇七(慶長十二)年に大阪の四天王寺の曼荼羅(まんだら)堂を移築、改修したとされ、京都府の指定文化財になっている。大がかりな彩色の復元は創建以来初めてという。
修復前は色がはがれ落ちて装飾がほぼ見えない状態だったが、精密に調査した上で、岩絵の具を使い、空を舞う天女や鳳凰、虎などを描いた。截金(きりかね)の繊細な模様も施して往時の輝きを取り戻した。
境内整備では、御影堂と阿弥陀堂をつなぐ通路に高さ約十三㍍のエレベーター塔も新設された。

2010年1月28日 (木)

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】 

狸谷山不動院「初不動」 (2)

左京区・一乗寺の狸谷山不動院で一月二十八日、「初不動」が営まれた。
「狸谷飲み放題」といわれるがん封じのご利益があるとされる笹酒が、参拝者にふるまわれる。
江戸時代中期に修行をしていた僧・木食上人が境内の滝の水を竹筒にくんで病人に飲ませたところ、たちまち病気が治ったという。
この故事にちなんで、護摩の火で温めた笹酒が振る舞われるようになったとされる。
狸谷不動院は桓武天皇勅願の不動尊を安置したのがはじまり。
毎月二十八日が本尊の「不動明王」の縁日で一月は初不動として知られ、家内安全や商売繁盛を願って全国一円から参拝者が訪れ、本堂前では山伏姿の修験者から竹筒に入った酒が竹の杯に注がれ、無病息災を祈りながら飲み干していた。
又、「狸谷さん」の愛称で交通安全の神社として、一年中車の祈祷で賑わっている。


狸谷山不動院「初不動」

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2010年1月26日 (火)

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清水寺で消防訓練

★文化財防火デーの一月二十六日、東山区の清水寺で消防訓練があった。
京都市が境内に整備した全国最大級の防火水槽(千五百立方㍍)を初めて訓練に使い、世界遺産を火から守る決意を新たにした。
文化財防火デーは、一九四九年に奈良・法隆寺金堂の火災で国宝の壁画が焼けたのを機に制定された。清水寺では毎年この時期に消防訓練をしており、この日は本堂の南側から出火したとの想定で行った。
清水寺の警備団が消火器や放水銃、屋外消火栓を使って初期消火を行い、千手観音や風神雷神に見立てた訓練用の仏像をきびきびと運び出した。
続いて、駆け付けた地元の消防団員が、清水の舞台の南約二百㍍の地中に市が建設してきた防火水槽からホースをつなぎ、ポンプ車で放水。
清水の舞台には、放水と虹のアーチがかかり、観光客らが訓練の迫力に見とれながらカメラに収めていた。
京都市は二〇〇六年度から、文化財が集まる東山区清水地域の防災力を高めるため、耐震型防火水槽や市民用消火栓の整備を進めている。清水寺では、昨年六月から防火水槽(縦四十一.八㍍、横七.四㍍、深さ六.七㍍)を建設してきた。