【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
★茶道裏千家の初釜式が七日朝、上京区の裏千家今日庵で始まった。
招待を受けた京都の政財界人や文化人が訪れ、千宗室家元から濃茶のもてなしを受けた。
穏やかな初春の日差しのなか、午前9時に茶室「咄々斎(とつとつさい)」(重要文化財)で始まった一席目には、千宗左表千家家元や千宗守武者小路千家家元、山田啓二京都府知事ら二十六人が席入りした。
床の間には「結柳(むすびやなぎ)」や今年のえとにちなむ元伯宗旦の「龍虎」の軸が整えられた。菱松葉絵の炉縁など正月らしいしつらえが華やかな雰囲気を醸すなか、出席者はほどよく練られた濃茶を順に服し、今年一年の息災を互いに祈った。元旦に初削りした茶杓「龍吐明珠」を用いた宗室家元は、「苦しんで宝を吐く龍のように、自分に対して厳しい気持ちで臨む一年にしたい」と語った。
十三日までに約三千人を招待、十六日からは東京道場でも催す。
★古儀茶道藪内家の点初(たてぞめ)式と小川流煎茶の初煮会が七日、和やかに心新たに 京の各家元初茶会が市内の各家元で始まった。招待客らがすがすがしい新春の香り豊かな茶を味わい、年始のあいさつを交わした。
☆古儀藪内家の「点初式」は午後二時から始まり、浄土真宗本願寺派の橘正信総長ら十六人が席入り。昨年末、かやぶき屋根の修理を終えたばかりの茶室「燕庵(えんなん)」(重要文化財)で藪内紹由若宗匠が濃茶を練ってもてなした。
床には「心廣體胖春(こころひろくたいゆたかなはる)」の軸や六代比老斎好みの香合が飾られた。また、国宝「飛雲閣」の茶室「憶昔(いくじゃく)」の席開きの際の茶入(ちゃいれ)「因幡堂」も用いるなど心づくしの席が調えられ、出席者は穏やかなひとときを過ごした。九日まで続き、約三百五十人が出席する。
☆小川流煎茶の「初煮会」は午前十一時から、北区の三清庵小川後楽堂で始まった。茶席の床には江戸後期の南画家田能村竹田の「梅渓詩客図」をかけ、香り高いロウバイやツバキなど春の花が招待客を迎えた。
小川後楽家元が年男とあって、茶器などは龍(りゅう)づくしに。可楽若宗匠が落ち着いた手つきで甘露をふるまうかたわら、後楽家元と列席者が談笑した。八日も催し、約二百五十人を招く。
★武家や皇族に好まれた鷹狩の技「放鷹術」が七日、二条城緑の園で披露された。
鷹匠の巧みな技で勇壮に舞うタカの姿が、訪れた大勢の観光客を魅了した。
二条城を造営した徳川家康もたしなんだ技にふれてもらおうと、毎年秋と冬に実演会を催している。諏訪流放鷹術を継承する鷹匠ら十一人は、離れて立つ鷹匠の腕から腕えとタカを飛ばす「振替」や、ハトなどに見立てた疑似餌を捕獲させる「振鳩」などの高度な技を順に見せた。優雅に羽を広げ、抵抗飛行するタカが俊敏な動きで獲物を狙ったり、木々に飛び移る姿に観光客たちは大きな歓声を上げていた。
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